代数的データ型(ADT)

直積型 と 直和型 の組み合わせ

ScalaだとEnumとCase Classを組み合わせて表現できる

enum YearsActive {
  case StillActive(since: Int)
  case ActiveBetween(start: Int, end: Int)
}

◻️ なんで「代数的」って言うのん？

その名前は代数学の概念から来ています。

直和型と直積型の操作を考えると、これらはそれぞれ代数学の和(sum)と積（product）に対応しています。具体的には、代数的データ型では型の「和」が選択（あるいは「OR」）、型の「積」が組（あるいは「AND」）の操作に対応しています。

すなわち、直和型はある型の値または別の型の値を持つことができ、直積型はある型の値_AND_別の型の値を同時に持つことができます。 これらは代数学の基本的な操作に対応し、それぞれ加法と乗法の性質を模倣します（例えば、分配法則など）。そのため、「代数的データ型」の名前は、このデータ型が代数学的な性質を持つことを反映しています。